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クレンペラー・イヤー vol.3 [音楽]

 クレンペラー没後40周年の記念ボックスシリーズです。
シリーズはもう全て発売されています。
今回は、モーツァルトのオペラとワーグナー&R・シュトラウスです。

       DSC_0243.JPG

まず、モーツァルトのオペラからです。
曲は、「フィガロ」、「ドン・ジョバンニ」、「コシ」、「魔笛」です。
4大オペラが11枚のCDに入っています。

録音年は、「フィガロ」70年、「ドン・ジョバンニ」66年、「コシ」71年、「魔笛」64年。
となるとオケは、「魔笛」だけがフィルハーモニア管。あとはニューが付きます。
1964年にフィルハーモニア管が倒産(?)しますので、あとはニューが付きます。
(ニューが取れるのはかなり後年になりますね。)

ここで何をくどくどお話しするかと言うと、70年代になるとクレンペラーが老いてしまうのです。
これは、ブルックナーでも感じる事です。
そりゃそうです。1960年でさえ75歳ですから老いて当然です。

まずテンポがめちゃ遅くなります。それも緊張感がまるでないのですね。
めちゃ遅いと言えば、なんでもかんでも遅いチェリビダッケが有名です。(アタタ!舌噛みました)
でもチェリビダッケはめちゃ遅い中で凄い緊張感があるのです。(時にクタクタになります)

ダルなオペラになってしまっているんです。
オケが倒産した事、これらの録音にプロデューサーのワルター・レッグがいない事。
なんかも影響してるんでしょうか。

歌手は当時の一流どころが出演しています。
そりゃあEMIレーベルですから。
ケルビーノのベルガンサや夜の女王のルチア・ホップなんて凄すぎます。
他にもベリー・ルートヴィヒ夫妻やギャロウフ、ゲッダ等々きりがありません。

これらのオペラたちはクレンペラーの歴史的記念碑と言う事で。
文句が多くなりました。(笑)

ワーグナー&R・シュトラウスは、管弦楽曲集です。
このボックスは、60年頃の録音で、緊張感ある演奏で、名演揃いです。

ワーグナーは、前奏曲&序曲が中心です。
「ワルキューレ第一幕」が、入ってるのが嬉しいです....が70年の録音でした。
(でもけっこう聞けます。)
R・シュトラウスは、「ドンファン」、「死と変容」、「サロメから七つのヴェール」、「ティル」。
もっと聞きたいですね。

話が長くなりました。
それにしてもクレンペラーは、どのレパートリーでも聞かせます。
恐るべしクレンペラー。

もう一回続きます。
でわでわ。


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daland

> ヒロノミンVさん
いつもありがとうございます。
by daland (2013-07-02 15:42) 

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