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北原亞以子 「深川澪通り木戸番小屋」 [本]

北原亞以子さん、NHK木曜時代劇で以前やっていた「慶次郎縁側日記」の原作者です。
いつかは読んでみたいと思っていました。「澪通り」、「みおどおり」と読むようです。
北原亞以子さんのウィキペディアでの紹介は、こちら
記事を見てみると卒業された高校がなんと娘と同じ、大大先輩なんです。

深川澪通り木戸番小屋 







木戸番小屋の夫婦、笑兵衛と女房のお捨が主人公です。木戸番小屋の向かい側にある自身番に詰めている差配の弥太右衛門が話に絡みます。この弥太右衛門、この夫婦が大好きです。
この木戸番の笑兵衛、お捨夫婦、日本橋の大店の主人夫婦だったとか、京の由緒ある家の生まれだとか、武家の出だとかいろいろな噂が立っています。
この「深川澪通り木戸番小屋」は、短編集です。八つ作品が書かれています。
この短編集の最後の作品でこの夫婦の過去が話されます。
本当に苦労してます。でもいつも朗らかで笑いの絶えないお捨、無口だけど誠実な笑兵衛。
優しい二人です。
作品は、さりげない江戸の日常のエピソードが、シンプルに淡々と語られます。
あっという間に読んでしまいます。人情がさわやかに描かれます。読んだあととってもさわやかな思いがします。
でも、どうしようもない悲しさも含まれています。やはりドラマの「慶次郎縁側日記」に通じるものがありますね。

続けてこのシリーズの「深川澪通り灯ともし頃」読んでいます。


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コメント 6

あっしのブログにご訪問ありがとうございました。
面白そうな本ですね。
近くの図書館のHPで探してみますわ。
by (2007-06-22 06:38) 

coco

北原亞以子さん素敵な作家ですし、ドラマで時々お目にかかるので読みたいと思っていたのですが、今本屋さんに行くと凄い量の本があり浮気しすぎてだどりつけないでいました...(>_<)

個人的には浅田次郎さんが好きですが、北原さんの作品も読みたいと思いつつ、どれから手をつけていいかわかりませんでしたので、ご紹介嬉しいです♪

しかし、最近の本屋さんは巨大化しすぎて、私は本が好きなので嬉しい反面ちょっと疲れます。
そしてその量を見る度人生は意外に短いなぁって思うのは私だけでしょうか?(笑)
by coco (2007-06-24 18:51) 

daland

>julieさん
こんばんは。お越し頂きありがとうございました。
ぜひお薦めします。
ストーリーは淡々と進みます。(物足りないぐらいです)
エピソードも日常のことです。
でも何か心に残ります。
by daland (2007-06-24 21:22) 

daland

COCOさん
こんばんは。コメントありがとうございます。
私も北原亞以子さんの作品は初めてでした。
入門編として、この「深川澪通り」のシリーズがいいかなぁと。
この短編集良かったです。
このシリーズの二作目を読んでますが、これも面白いですよ。

確かにCOCOさんのおっしゃる通り、本が溢れかえってますね。
でもCOCOさんには、まだまだ本を読む時間は嫌というほどあるはずですよ!
私は、ミステリが好きですが、いろいろな方のブログを参考にさせていただきながら本を探してます。
みなさん素敵なブログなので、本読まなくてもいいかぁ。なんて思ったりしちゃうときもありますが...(笑)
ぜひCOCOさんも、この本面白いというのがありましたら、コメントでご紹介ください。
by daland (2007-06-24 21:34) 

imagine-peace

新選組を題材にした作品がありましたよね・・・え~と「歳三からの伝言」と、もっと良かったのが、「降りしきる」でした。
by imagine-peace (2007-06-26 03:00) 

daland

>imagine-peaceさん
こんばんは。お越し頂きコメントありがとうございました。

私も「歳三からの伝言」は読んでみたいと思っています。
imagine-peaceさんのエントリーにもありましたが、函館での歳三に興味を持っています。
「降りしきる」も短編集でしょうか、ぜひ読んでみます。
ご紹介ありがとうございました。
by daland (2007-06-26 22:27) 

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