篠田真由美 「魔女の死んだ家」 [本]
久し振りに私の好きな「かつて子どもだったあなたと少年少女のためのミステリーランド」のシリーズから、
篠田真由美さんの「魔女の死んだ家」です。
どうもミステリーランドで初めて読む作家が多くなりました。
その作家について、最初は有名な作品を読んだほうがいいのかなぁ。順番が逆かも知れない。
この作品三つに分かれてます。タイトルが付いてます。
第一部 「子どもは昨日のことを語る
母の生と死、そしてほかのことも」
わたしのおかあさまが死んでしまいました。夢の中でわたしは拳銃をもってました。おかあさまは魔女?
第一部は、はっきり言ってつまんない。
最初から子どもには可哀相、読むの止めちゃうかも。第一部は大人向け。
第二部「男たちはそれぞれ過ぎた日の記憶をたどる
その女の生と死、そしてそのほかのことを」
ここら辺からちょっと面白くなります。誰かわかりませんが、事件当時現場にいた人間に当時のことを聞いていきます。
第三部「少女はなにも覚えていないまま
見知らぬ男に導かれて廃屋へと足を踏み入れる」
十年後、殺人のあった廃屋に当事者が集まります。この第三部は面白い。
正体不明な探偵が登場します。謎解きがあり、第一部のことがエッそうことなのという驚き、など楽しめます。
第三部は子供も楽しめますが、全体からすると大人向けの短編ということでしょうか。
私の読書力(?) 「少年少女のための」から成長していないようです。
篠田真由美さん、私と同世代ですね。
「建築探偵桜井京介の事件簿」のシリーズで有名だとか、ちょっと読んでみましょうか。
書評は難しいですね。読んでいない人に魅力をつたえるには、
切り口が多くなりますから。
記事を選んでコメントしていただけたのが嬉しいです。
これからもよろしくお願いいたします。
by 響(きょう) (2007-07-04 22:58)
「ミステリーランド」なるもの初めて知りました。
“かつて子供だった”っていう題名のつけ方が
センスを感じます♪思わず読みたくなりますね
by あじゃあじゃ (2007-07-05 12:42)
>響(きょう)さん
こんばんは。nice!とコメントありがとうございます。
とても私は書評なんか出来ません。
他に本についての素敵なブログが沢山あります。
皆さんに面白い本を教えていただいています。
響(きょう)さんのブログ、今後も読ませていただきますね。
こちらこそよろしくお願いします。
by daland (2007-07-07 19:58)
>あじゃあじゃさん
こんばんは。nice!とコメントありがとうございます。
このシリーズ、子供も読めるように字も大きくカナもふってあります。
でも「かつて子どもだったあなたと今の子供」の両方を満足させるのは難しいですね。
作家はそうそうたるメンバーです。
超有名作家がつまらなかったりします。(笑)
ぜひ一度、お薦めします。
出版社のHP貼り付けときますね。
http://shop.kodansha.jp/bc/books/topics/mystery_land/
by daland (2007-07-07 20:06)